“上司と部下がベクトルを合わせ、学習と実践を繰り返す” これが大きな実践であり、成果でもある

株式会社ビジュアルソフト
福井県福井市八重巻町314番地
https://www.vss.co.jp/

常務取締役 菅安 啓二 様 ※写真中央右
管理部 部長 畠中 昌代 様 ※写真中央左



Q.1 新時代ビジネスリーダーを育成したいと考えた背景について教えてください。

 当社は平成8年に創業した会社で、当時の創業メンバーが組織の中核を担い、中堅社員までは創業当初を知るメンバーという構成です。創業メンバーもキャリアを重ね、徐々に世代交代の時期が近付いてきており、次世代の経営層を育てていく必要性が高まっていました。

 IT業界はプレイヤー色が強く、管理職といえども、次期経営層としての考え方・スキル・スキームを十分に持ち合わせていませんでした。まずは、会社を継続するために管理職は本来どんな役割なのかを理解してもらい、会社を継承していくための土台作りから始めたいと考えました。

Q.2 新時代ビジネスリーダー候補の課題は何ですか?

 日常業務の強い引力に引っ張られており、目の前の業務に精一杯で、疲弊している管理職も少なくない状況でした。

 特に管理職はITスキルが高く、プレイヤー色が強いこともあり、管理職本来の役割が何なのかを知る機会が少なく、”仕事のやり方”を教えることはできても、”組織人としての人の育成”は十分にできていない状態でした。

Q.3 どういったゴール状態を描き、施策に取り組まれましたか?

 今回のトレーニングを受けた人が、学んだことを次の世代に伝え、さらに若い社員までつながっていくような、人材育成の仕組みを作りたいと考えていました。

 自分で考えることの大事さ、仕事をやる時には目的の理解、どんなゴール状態をセットするのか、そのためのシナリオはどうか、コミュニケーションは自分都合になっていないか、双方win-winになっているか、一つ一つ学習していきながら、日々の業務での実践を通じて成長してほしいと考えていました。

Q.4 当社を選ばれた決め手は何ですか?

 代表の田中さんが粘り強く話を聞いてくれたこと。トレーニング導入まで時間がかかりましたが、当社にとっての最善の策、意見をいつも出してくれていました。

 たつや学長(宮本竜弥)は気さくな印象で、十分に頼りになると感じました。田中さんが推してくれた講師だったから、心配はなかったです。

Q.5 トレーニングの成果はいかがでしたか?

 圧倒的に組織の雰囲気や発言が変わってきました。これまでは組織のことや社員育成に関心のない人が多かったのですが、自分から相談してきたり、働きかけてきたりすることが増え、1on1を導入したり、研修で学んだことを意識した会話が増えてきました。

トレーニングを通じてたくさんのことを学びましたが、何より「このままではダメなんだ」と気づけたことが大きいと思います。将来の会社や組織をこうしたいというビジョンや思いが受講者それぞれに芽生えたと思いますし、熱量が高まったことで、学習した内容を実践する人が多かったです。

 また、部下(受講者)が変わり始めたことで、経営層の意識にも変化を感じています。人材育成に関する考え方が変わり、個の成長に向けた人材配置を考えるようになりました。経営層も研修をやってよかったと言ってくれています。

研修はイベントになりやすいものですが、時間が経っても良い影響が組織に広まっています。

Q.6  たつや学長(宮本竜弥)のトレーニングはいかがでしたか?

 教え方や場の雰囲気づくりが上手でした。若い社員が多く、当初は緊張感のある雰囲気でしたが、ユーモアたっぷりに運営してくれたことで、一緒に楽しい雰囲気の中で受講できたと思います。また、普段接点のない人同士の交流が生まれたことも、たつや学長の運営が影響していると思います。

 また、トレーニングの初めにビジョンを立てて、トレーニング毎に行動計画を作成し、実践を繰り返していったことも、成果につながりました。部下と上司がベクトルを合わせ、学習と実践を繰り返すこと自体が大きな実践であり、成果でもあります。受講者が自発的に組織を創っていくことにコミットした内容にして良かったと考えています。

Q.7 今後の展開についてはどうお考えですか?

 次世代のメンバーが組織を牽引するための体制を作ることを目的に、引き続き取り組みを継続したいと考えています。

 当社の強みは人間力です。高いIT技術はもちろんのこと、仕事が細やかで丁寧であるという評価も多くいただいており、お客様ファーストの志向を各々が持てています。人間力は変化する世の中でも普遍的な価値ですし、それを武器に組織を創っていきたいです。

 また、社員たちが誇りを持てる会社にしていきたいと考えていますし、ビジュアルソフトで働いていることが楽しい、幸せだと感じてくれると嬉しいです。

 これらを実現することで、お客様と良好なパートナーシップを築いていくことができると考えています。


<企画担当者の声>

Jissen Lab. Initiative株式会社
田中 和樹

今回のトレーニングにおけるポイントは3つです。
① 研修効果を高めるために、学習と実践を何度も繰り返すワークアウト式のプログラムとしたこと
② 役員、部長、管理職、中堅リーダーの4階層を巻き込んだ組織ぐるみの育成施策としたこと
③ 実践状況アンケートを用い、受講者の実践状況をモニタリングし、必要に応じてフォローアップできるようにしたこと



【実施したトレーニング内容】

 
 畠中さんとはかれこれ6年のお付き合い。紆余曲折ありましたが(笑)、ようやく畠中さんの思いを形にするスタートを切れたこと、とても嬉しく思います。
 ビジュアルソフトの皆様はとても吸収力が高く、素直に学べる姿勢を持ち合わせた方々です。研修を実施するだけではなく、学習したことを実践して成長実感を得ていただけるようなトレーニング設計をこれからもご支援できればと思います。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。